城崎温泉は、兵庫県豊岡市城崎町に位置する歴史ある温泉地です。温泉街の中心には7つの外湯があり、これらを巡る「外湯巡り」が人気です。町全体が「駅は玄関」「道は廊下」「宿は客室」「外湯は大浴場」として設計されており、浴衣姿で街を歩けば、まるで一つの大きな宿に滞在しているかのような感覚を味わうことができます。この独特の町並みと温泉文化が、訪れる人々を魅了し続けています。
そんな城崎温泉の11月、12月の気温はどのくらいでしょうか。またどんな服装で行けばいいのでしょうか。
城崎温泉 11月の気温と服装
11月の城崎温泉では、秋から冬にかけて徐々に気温が下がり、涼しさを感じる季節です。日中の気温は15℃前後、夜間や早朝は10℃を下回ることもあります。特に月の後半になると、寒さが増し、冬の訪れを感じることができます。
服装のポイント:
- アウター: 11月の城崎温泉では、軽めのコートやジャケットが必要です。朝晩は冷え込むことが多いため、ダウンベストや薄手のウールコートなど、防寒性のあるものが安心です。
- インナー: 長袖のシャツやセーターなどを重ね着するのがおすすめです。気温の変化に対応できるよう、脱ぎ着しやすい服装が便利です。
- ボトムス: 長ズボンやジーンズなど、秋冬に適した素材のものを選ぶと良いでしょう。冷え込む日は、タイツやレギンスを合わせても良いです。
- 靴: 温泉街を散策する場合は、歩きやすいスニーカーやブーツが最適です。雨が降ることもあるので、防水性のある靴を選ぶと安心です。
- 小物: スカーフや軽めのマフラーを持って行くと、朝晩の冷え込みに対応できます。また、手袋や帽子も用意しておくと、寒さ対策になります。
城崎温泉は外湯めぐりが楽しめる場所として知られており、温泉街を歩きながらゆっくりと過ごすのが醍醐味です。11月は紅葉も見ごろを迎えるので、適度な防寒対策をして、秋の風情を楽しんでください。
城崎温泉 12月の気温と服装
12月の城崎温泉では、冬の寒さが本格的に感じられる季節です。日中の気温は10℃前後、夜間や早朝は5℃を下回り、さらに冷え込むことが多くなります。特に月の後半には、雪が降ることもあり、冬の厳しい気候が感じられます。
服装のポイント:
- アウター: 厚手のコートやダウンジャケットが必須です。寒さを防ぐために、風を通しにくい素材のアウターを選びましょう。フード付きのものや、中綿入りのコートがおすすめです。
- インナー: セーターやフリースなど、暖かい素材のものを重ね着すると良いです。ヒートテックなどの保温性の高いインナーを着用することで、寒さをしっかりと防げます。
- ボトムス: 冬用の厚手のパンツやジーンズを選びましょう。寒さ対策として、タイツやレギンスを重ね着するのも良いアイデアです。
- 靴: 温泉街の散策には、暖かくて防水性のあるブーツやスニーカーが最適です。雪が降る場合もあるので、滑りにくい靴底のものを選ぶと安心です。
- 小物: マフラーや手袋、帽子などの防寒小物は必須です。耳や指先が冷えやすいので、しっかりとカバーしましょう。また、足元が冷える場合は、厚手の靴下やレッグウォーマーも役立ちます。
注意点:
12月の城崎温泉では、外湯めぐりがさらに寒さを感じることもありますが、温泉でしっかりと温まることで、冬の寒さを楽しむことができます。雪が積もる場合もあるため、防寒対策をしっかりと行い、冬の城崎温泉を快適に過ごしましょう。
城崎温泉 雪はいつから降る? ノーマルタイヤで行けるのはいつまで
城崎温泉は日本海に面しているためよく雪が降ります。
例年12月上旬から中旬にかけて初雪が降ることが多いです。本格的な積雪は12月下旬から1月にかけて増えますが、雪の降り始める時期や量は年によって異なります。
ノーマルタイヤでの走行について:
ノーマルタイヤで安全に城崎温泉まで行ける時期は、11月までが一般的です。12月上旬以降は、雪や路面の凍結が発生する可能性が高くなるため、スタッドレスタイヤやチェーンの装着が必要です。
具体的な目安:
- 11月まで: ノーマルタイヤでも比較的安全に走行可能。ただし、天候や気温の変化に注意が必要です。
- 12月上旬以降: スタッドレスタイヤやチェーンが必須。特に山間部や城崎温泉周辺の道路は凍結することが多いので、しっかりと冬用装備を準備しましょう。
城崎温泉に行く際は、天気予報を確認し、雪や凍結の情報がある場合は安全のために冬用タイヤを装着することを強くおすすめします。
城崎温泉の冬といえばカニ!
城崎温泉に11月、12月に行くならぜひ食べたいのがカニ料理。
城崎温泉のカニ、特に松葉ガニは、この地域の冬の味覚の王様として知られています。
松葉ガニは、11月上旬から3月下旬頃までの期間に漁獲され、この時期に城崎温泉を訪れる観光客の多くが目当てにしている名物です。雄のズワイガニを「松葉ガニ」、雌を「セコガニ」と呼び、どちらも独特の味わいがあります。
カニの調理法は多様で、茹でガニ、焼きガニ、蟹すき、蟹めし、蟹の天ぷらなど、様々な方法で楽しむことができます。これらのカニ料理を贅沢にコース料理として提供している旅館もあります。
自分へのご褒美にカニと但馬牛を食べるためだけに城崎温泉に行く人もいるとかいないとか。
カニの品質にもこだわりがあり、「津居山ガニ」という地域ブランドも存在します。これは、兵庫県豊岡市の津居山港で水揚げされた特に高品質なカニを指します。
カニ料理を楽しむ際は、事前予約が必要な場合が多いので注意が必要です。また、カニのシーズン中は宿泊料金が高くなる傾向にあります。
城崎温泉 紅葉スポット
城崎温泉ロープウェイ 温泉寺
11月の城崎温泉は紅葉の時期です。城崎温泉で紅葉を楽しむなら城崎温泉ロープウェイを利用して温泉寺と山頂に行ってみましょう。
中間駅に温泉寺はありますが紅葉を見るなら麓の温泉寺山門も見ておきたい。
但馬安国寺のドウダンツツジ
城崎温泉から少し離れていますが紅葉の名所、豊岡市但東町にある安国寺では11月中旬頃ドウダンツツジが見ごろになります。
映えスポットとしてメディアでも毎年取り上げられる安国寺のドウダンツツジですが、2023年は平日のみしか見学することができませんでした。混雑しすぎるための措置かもしれません。
ただ平日でもかなりの混雑が予想されますので待ち時間があるのを覚悟して行ったほうがいいでしょう。
まとめ 城崎温泉11月からカニが食べれる、12月は雪に注意
城崎温泉の11月は気温はそれほど低くありませんがだんだんと寒くなっていきます。気温の変化が大きいので行く前に天気予報で確認しましょう。
12月に入ると雪が降るようになります。車で行く場合はノーマルタイヤではなくスタッドレスタイヤにしたほうが安全です。
11月上旬にカニ漁が解禁になり名物の松葉かにを味わうことができます。たまには贅沢にカニ三昧してみるのもいいかもしれませんね。
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