宮城県大崎市に位置する鳴子温泉は、歴史ある湯治場として知られる東北有数の温泉街です。鬼首温泉や東鳴子温泉など、周辺の4つの温泉地を含む「鳴子温泉郷」の中心にあり、レトロな雰囲気が漂う街並みが魅力的です。駅から商店街、温泉宿が徒歩圏内に集まっており、散策しながら食べ歩きやショッピングを楽しむことができます。
鳴子温泉へのアクセスは非常に便利です。JR仙台駅から東北新幹線で約15分、古川駅で下車後、陸羽東線に乗り換えて約43分で到着します。また、他の温泉地へは鳴子温泉駅を起点に列車で数分から十数分ほどでアクセス可能です。鬼首温泉へは、大崎市営バスで鳴子温泉駅から約30分です。
温泉街には、蕎麦処や喫茶店などの飲食店や、伝統工芸品であるこけしを扱うみやげ店が立ち並んでいます。宿泊施設は、近代的なホテルから風情ある木造の旅館まで幅広く、趣のある2つの共同浴場や無料で利用できる手湯も楽しむことができ、名湯の魅力を手軽に味わえます。
そんな鳴子温泉の11月12月の気温はどのくらいで雪はいつごろから降るのでしょうか。
鳴子温泉11月12月の気温と服装
鳴子温泉の11月中旬の平均最高気温は11.8℃、平均最低気温は2.0℃です。これは、東京の1月、2月と同じくらいの気温です。11月下旬、12月はこの気温からさらに下がり続けます。
平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | |
11月上旬 | 8.8 | 14.5 | 3.8 |
11月中旬 | 6.5 | 11.8 | 2.0 |
11月下旬 | 4.8 | 9.7 | 0.4 |
12月上旬 | 2.9 | 7.3 | -1.0 |
12月中旬 | 1.2 | 5.0 | -2.3 |
12月下旬 | 0.6 | 4.2 | -2.8 |
11月の上旬までは最高気温が15℃前後の日が多いので日中はセーターや薄手のジャケットでも大丈夫ですが、朝晩は冷え込むので朝早い時間や夜遅くに外に出る場合はコートなどが欲しくなります。
12月になるとさらに気温が下がりますのでダウンジャケットや冬用のコートが必要になります。さらに手袋やマフラー、カイロなどの防寒アイテムがあるといいかもしれません。
鳴子温泉の雪はいつごろから降るのか
鳴子温泉の初雪は例年だと11月中旬あたりに降ります。11月はまだ比較的暖かいので降っても昼には融けてしまう場合がほとんどです。
雪が降り始める11月中旬あたりから最低気温が氷点下になる日が多くなりますので11月でも朝は路面凍結している日もあります。
雪に関しては年ごとに大きく違いがありますので11月に積雪することもあれば11月は全く降らないということもあります。
12月に入ると最低気温が氷点下の日のほうが多くなり雪が降ると積雪します。
車で行くなら11月上旬で例年並みの気温であればノーマルタイヤでも大丈夫です。11月中旬以降はスタッドレスタイヤで行ったほうがいいでしょう。
鳴子温泉11月12月 紅葉、観光、見どころ
秋に鳴子温泉に来たなら鳴子峡の紅葉はぜひ見に行きたい絶景スポットです。
鳴子峡の紅葉
鳴子峡の紅葉の見ごろは10月下旬~11月上旬です。
深さ約100mの大谷川によって刻まれた峡谷は、約2.5kmにわたって鮮やかな赤や黄色の葉に彩られ、特に見晴らし台からは、松の緑と奇岩が織りなす絶景を楽しめます。また、大深沢遊歩道を歩きながら紅葉を間近で堪能できるのも魅力の一つです。
遊歩道は冬季は閉鎖されますので11月下旬~4月下旬は行くことができません。
この時期の休日はとても混雑していて渋滞がはげしいです。休日に行くなら早朝に行くのがおすすめです。
鳴子温泉駅から鳴子峡レストハウスまでおよそ4km、グーグルマップだと徒歩51分ですが歩くのが早い人でこのくらいでしょう。大渋滞する休日は駅から1時間くらいなら電車で行って歩いたほうが早いかもしれません。
湯めぐりが楽しい
紅葉も終わる11月中旬から12月は温泉でのんびり温まるだけで幸せです。
鳴子温泉郷は約400本もの源泉を有し、多くの宿が自家源泉を持っています。その豊富な湧出量により、源泉かけ流しの温泉を楽しめる宿が多いのが特徴です。さらに、日本国内に存在する11の泉質(旧泉質)のうち、8種類がこの鳴子温泉郷に集中しており、昔から東北の湯治場としてその効能と泉質の良さに高い評価を受けています。
旅館のお風呂を日帰りで楽しむなら、「湯めぐりチケット」が便利です。6枚のシールが付いたチケットで、現金よりもお得に入浴ができます。鳴子温泉郷の5つの温泉地に加え、「赤倉温泉」と「瀬見温泉」の計7か所で利用可能です。チケットは鳴子観光・旅館案内センターで購入でき、価格は1枚1300円(こけし手形付きは1800円)です。
チケットは、7地区いずれの温泉地でも使用可能で、施設のフロントで必要なシール枚数を渡すことで入浴できます。ただし、湯めぐりは入浴のみで、休憩はできません。また、施設の清掃や改装、営業時間の変更などにより、利用できない場合やシール枚数が変更される場合があるため、事前に確認が必要です。シールは購入日から6ヶ月間有効です。
まとめ 鳴子温泉の11月12月は寒い 紅葉、湯めぐりが楽しい
鳴子温泉は11月中旬から雪が降る日もあるほど寒くなります。12月は雪が積もることがあるので車で行くならスタッドレスタイヤは必須です。
紅葉は10月下旬~11月上旬の鳴子峡が有名ですが休日はとても混雑して大渋滞になることもあります。時間をずらして行くか徒歩でのアクセスで渋滞を回避したいところです。
共同浴場やホテルの日帰り入浴も充実しているので温泉巡りをするのも楽しい温泉地です。
コメント