11月から12月にかけての箱根温泉郷は、紅葉と温泉が織りなす贅沢な季節です。鮮やかな紅葉が山々を彩り、その美しさは箱根ならではの絶景です。特に、湯本温泉や強羅温泉周辺では、紅葉とともに温泉を楽しむことができ、心身ともにリフレッシュできます。
寒さが増すこの時期、露天風呂で暖まりながら、澄んだ空気と冬の訪れを感じる贅沢な時間を過ごすことができるのが魅力です。この季節ならではの箱根の風情を堪能しましょう。
箱根温泉郷11月12月の気温
箱根温泉の11月は最高気温の平均が15℃~10℃、最低気温の平均が8℃~3℃くらいでこれは東京の12月の気温と同じくらいでとても寒いです。
11月上旬から下旬にかけて冷え込みが進んでいき朝晩の寒暖差も大きいです。
箱根温泉の12月は最高気温の平均が10℃~7℃、最低気温の平均が3℃~-1℃と11月より冷え込みが大きくなります。
箱根温泉郷の雪はいつから降るのか
箱根と一言で言ってもエリアが大きいので雪がよく降る地域とそうでもない地域があります。雪は早い年で12月中旬あたりから降ることがあります。
箱根湯本は標高が100mと箱根の中では低い位置にあるので雪はあまり降りません。東京方面から箱根湯本までだけ車で行くのであれば12月でもノーマルタイヤで大丈夫でしょう。(大寒波が来たりするときはダメですよ)
宮城野や小涌谷あたりは標高約500mあり12月になると雪が降り積雪することがあります。仙石原まで行くと標高約650mあり積雪や路面凍結していることがありますので標高の高いところの観光をする場合はスタッドレスタイヤにしたほうがいいでしょう。
正月の箱根駅伝を見ていても雪のイメージはあまりないことからもわかるとおり箱根はそんなに雪深くならない地域です。ただ標高が高いところは路面凍結する可能性もあるので12月中旬からはノーマルタイヤは危ないかもしれないということを覚えておきましょう。
電車でのアクセスも悪くないので冬場は電車で行くのが安心でおすすめです。
箱根温泉郷11月12月 紅葉、観光、見どころ
箱根の紅葉は、例年10月頃から徐々に色づき始め、ピークを迎えるのは11月中旬から下旬です。特に芦ノ湖周辺では、最初に鮮やかな赤や黄に染まり、その美しさが箱根全域へと広がっていきます。この時期に訪れるなら、11月中旬が特におすすめです。12月上旬でも紅葉は残っているところもあり長く楽しむことができます。
箱根では紅葉だけでなく、箱根美術館や彫刻の森美術館などのアートスポット巡りも楽しめます。また、パワースポットとして知られる箱根神社への参拝も人気があります。アクセスも良好で、都心から電車やバスを利用して手軽に訪れることができるため、日帰り旅行にも最適です。
さらに、紅葉の季節は空気が澄んでいるため、温泉に浸かりながら紅葉を楽しむことも一興。特に日帰り温泉での露天風呂から眺める景色は格別です。箱根の秋の魅力を存分に堪能するため、一日かけて散策してみてはいかがでしょうか。
芦ノ湖 箱根関所
箱根の紅葉は、まず芦ノ湖から始まり、その後仙石原、強羅、小涌谷へと広がります。標高が高いため、芦ノ湖周辺では10月下旬に色づきが始まり、特にモミジやドウダンツツジの紅葉が見どころです。遊覧船で湖上から紅葉を眺めるのはもちろん、湖畔をハイキングするのもおすすめです。
箱根関所は、江戸時代に全国に設置された50か所以上の関所の中で、当時の姿を高度に復元した場所です。平成19年(2007年)には、江戸時代末期の改修工事の詳細な史料を基に、全面的に公開されました。
旧東海道を歩きながら関所に足を踏み入れると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような体験ができます。また、関所内の展望広場からは富士山や芦ノ湖の絶景が一望でき、紅葉の時期には特に美しい風景が広がります。写真撮影やSNS映えを狙う方にもおすすめのスポットです。
箱根登山電車とケーブルカーで行く箱根美術館と強羅公園
箱根の紅葉でぜひ行っておきたいのが箱根美術館と強羅公園。箱根登山電車とケーブルカーで行く道中の景色も秋色にそまる木々が美しく飽きさせない。
箱根美術館は、日本古陶磁器を展示する美術館で、国の名勝に指定されている庭園「神仙郷」が併設されています。特に秋には200本以上のモミジが11月初旬から一斉に色づき、苔庭が見事な紅葉に包まれます。苔庭の緑とモミジの鮮やかな赤のコントラストは、11月10日前後から中旬にかけてが最も美しい時期です。
庭園の奥には茶室「真和亭」があり、紅葉を眺めながら抹茶と季節の和菓子を楽しむことができます。また、11月中は通常非公開の奥庭園「日光殿前庭」が特別に公開されるため、この時期に訪れる価値は一層高まります。
箱根強羅公園は、四季折々の花々が楽しめる美しい公園で、2013年に国の登録記念物に指定されました。園内では、噴水池や白雲洞茶苑の周囲に植えられたモミジが鮮やかに色づき、訪れる人々を魅了します。特に、10月中旬から始まるローズガーデンのバラとの共演は見逃せないポイントです。紅葉のシーズンは、例年10月下旬から始まり、11月上旬から下旬にかけてがピークとなり、園内が秋の色彩で彩られます。
箱根ロープウェイで行く大涌谷
大涌谷は、約3000年前に箱根火山の最後の噴火で形成された神山火口の爆裂跡です。現在でも白煙が立ち昇り、火山活動の迫力を間近で感じることができます。特に、白煙と紅葉の色彩が織りなすコントラストは圧巻です。現在、火山ガスの影響で一部のハイキングコースは立ち入り禁止となっていますが、ロープウェイから眺める山々の赤や黄、オレンジに染まった風景は見応え十分です。天気が良ければ、富士山を望む絶景も楽しめます。
まとめ 箱根温泉の11月12月は絶好の観光シーズン
箱根温泉の11月は紅葉が見ごろで絶好の観光シーズンです。ただ人気があるので休日は人であふれかえります。行楽シーズンを少し外して12月に行くのもいいかもしれません。12月上旬までは紅葉が残っているところもあります。
雪や凍結は標高の高いところは12月下旬あたりからありますので車で行くときはノーマルタイヤはやめたほうがいいでしょう。観光地が電車やバスなどの交通機関でのアクセスがいいところなので車じゃなくても不便さはあまり感じません。
できれば2泊くらいしてゆっくり温泉と紅葉を楽しみたいですね。
コメント